大学の機械系学科に望むもの
コンポン研究所所長 井上 悳太 君
 まず、100年後の技術と経済の柱を考える組織としてコンポン研究所を設立した思想、すなわち、エネルギー、環境、人間の3分野を取り上げ、本質的には変わらない人間と著しく変化してゆく科学技術を考える思想が紹介された。ついで、激しい時代の変化の中で、国を支える人間および技術を生み出す機関としての大学の機械系学科は、いかにあるべきか、大学人は今、どの様に考え、どのような方向性を持つべきか等々につき、産業界から見た意見が出された。討論に入り、他のOB産業人、他大学勤務者からの意見も出され、京大教官からの質問、現状に対する自己批判的意見も出された。指摘された京都大学機械系学科における問題点をふまえ、今後の改革と日本の機械工学技術の中心になる事への努力が要請された。

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