京機EK会(遠藤・駒井研) 報告

■第7回
  平成24年4月7日(土)西日本旅客鉄道株式会社主催で第7回京機EK会が開催されました。参加人数は32名。JR西日本京都総合運転所の線路を出来るだけ忠実に再現したプラレール(鉄っちゃんの法嶋氏が作った)の模型を見ながら、佐藤氏から所内の説明を受けました。工場では気動車キハ189系の車両にエンジンがかかり、客室、運転台、台車と普段見ることのできない角度からの見学を体験することが出来ました。 講演は、八木氏による「鉄道事業における省エネルギーの取り組み」で、消費エネルギーの85%は車両運行での消費で、走行抵抗の低減、車両重量の軽減、回生電力の有効活用等で効果を上げているとのことでした。佐藤氏による「車両部門における取り組み」では、車両部門の業務は作る(輸送計画や仕様決定)ことと保守(定期検査や非常時の対応)をするとのことでした。懇親会は洛西の京都エミナースに会場を移して18時から催され、今回も参加者の簡単な近況報告がありました。


■第6回
 平成23年11月5日(土)シャープ株式会社主催で第6回京機EK会が古都奈良で開催されました。参加人数は34名。シャープの歴史ホールは、創業時のシャープペンシルから、国産第1号のラジオやテレビ、電卓の数々、液晶を使った電化製品等数えきれない程多くの製品が陳列されていて、電子レンジの「チンする」等、「シャープが最初」と云うのが沢山あるのに驚きました。新技術の開発がそのまま商売の利潤に繋がらないのは辛いところです。 講演は的場氏による「エレクトロニクス製造業における 直面する課題と今後に向けて」と題して、シャープの現状を他のメーカーとの比較や、世界的な視野で、これからのシャープの取り組みを踏み込んだ深い内容で分析され、とても面白い講演でした。 懇親会は奈良市内の春日野荘にて開催され、参加者全員が近況報告を熱弁したためあっという間に2時間が過ぎ、次回のJR西日本EK会での再会を約束して閉会となりました。

■第5回
 平成22年10月10日(日)・11日(祝)の両日、第5回京機EK会が住友電気工業株式会社の協力にて開催され、総勢21名の参加がありました。初日の懇親会は、ホテル京阪ユニバーサルタワーにて、18名が会食を共にしました。美味しい料理を頂きながら、参加者全員の近況報告を楽しく聞かせてもらい、良い雰囲気での懇親会となりました。 二日目は住友電気工業椛蜊辮サ作所にて、西出氏による住友電工の会社説明があり、続いての講演では尾嶋氏による「鉄道を動かす電線について」題して、トロリー線(新幹線等)や鉄道施設について、そして林和彦氏による「超電導線材の開発」ではビスマス系の超電導(リボン)を使った送電線や超電導モーターについての講演を拝聴しました。 工場見学は、電気銅が炉で溶解しているトロリー線(架線)の製造工程や、銅の連続鋳造設備を見学しました。超高圧送電線ケーブルや海底ケーブルに被覆(架橋PE)するための140m垂直ケーブ製作塔から、太いケーブルがそのまま海上の輸送船まで流れるラインも見学することができました。

■第4回
 平成21年11月21日(土)、第4回京機EK会が、パナソニック株式会社の協力を得て、大阪市と門真市で開催され総勢31名の参加がありました。OBPのパナソニックセンターで、ユビキタスネットワークでの便利過ぎる家電製品の見学や、積極的な環境対策(CO2削減等)をしている旨の説明を受けました。その後、松下幸之助歴史館を訪れ、子供の頃には憧れの電化製品を目の前にして懐かしく当時を思い出し、時代の変遷に感慨深いものを受けました。会場を松心会館に移し、研究室OB長野氏による「パナソニックの薄型TV戦略」、長崎氏による「パナソニックモノづくり革新の取り組み」の2題の踏み込んだ内容の講演があり、参加者は皆興味津津で聞き入り、核心を突く活発な質問の応酬がありました。最後は懇親会になり、久し振りの再会に話が尽きなく、予定の時間もあっという間に過ぎ、次回の再会を約束してお開きとなりました。次回京機EK会は住友電工株式会社に決まりました。 

■第3回
 平成20年11月23日(日)、24日(祝日)の両日、第3回京機EK会が、トヨタ自動車株式会社の協力を得て、愛知県豊田市で開催され、総勢51名の参加がありました。初日は宿泊場所となる「プラザホテル豊田」に遠方から多くのOBが集まり、大広間で鍋を囲んでの懇親会が行われました。お互いの近況や昔話に華を咲かせ、あっという間に時間が過ぎ、尽きない話は二次会へと引き継がれ、夜が更けるのも忘れて熱の籠った会話は何時果てるともなく続きました。翌日は生憎小雨降る天候のなか、バスで上郷工場(エンジン)へ向かいました。ヘルメットとイヤホンで工場内を見学。トヨタ方式の「ジャストインタイム」、「かんばん」、「改善」等の説明を聞き、そして自分の目で確かめることが出来ました。その後、トヨタ車がずらりと並んだトヨタ会館で、研究室OB松田氏による講演「レクサスブランドの再構築」があり、興味尽きない面白い話を堪能させて貰いました。次回京機EK会はパナソニック株式会社に決まりました。 

■第2回
 平成19年5月12日(土)・13(日)の両日、第2回京機EK会は天候にも恵まれた若狭で、関西電力株式会社の協力と、関電の研究室OBの尽力にて、総勢23名の参加を得て無事開催されました。大島半島先端の大飯原子力発電所を警備が厳しい中で見学、そして研究室OBによる講演が行われました。その夜、潮騒が聞こえる海沿いのきれいな宿での盛り上がる宴会に話は尽きず、一献傾けながらの興味深い話は深夜まで続きました。翌日は高浜町の原子力補修訓練センターで、原子力発電所と同じ設備が真近に見られ、原発の原理や構造が等身大で感じられました。エネルギー問題を技術、環境、人為的な面から改めて考える機会を得られた有意義な2日間でした。


■第1回
 平成17年11月13日(日)に、56名の参加を頂き、京大時計台100周年記念館の国際交流ホールVにて開催しました。箕島先生の「大阪大学機械工学専攻の現状と教育」、駒井先生の「部下にやる気を出させるには」の2講演が行われ、その後パーティとなり、懐かしい話に皆様盛り上がっておられました。京機EK会は今後研究室同窓生の持ち回りで開催することとなり、第2回京機EK会(時期、内容ともに未定)の幹事は高木氏(関西電力,平成4年卒)に決まりました。同窓生皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 (幹事:田中和人記)  

■ 駒井謙治郎先生ご退官記念
 平成15年4月27日(日)に、3月末日をもって退官された駒井謙治郎先生の退官記念行事を、研究室同窓会主催でウェスティン都ホテル京都において実施しました。当日は天候にも恵まれ、海外からの出席者を含め135名もの多くの関係者に出席していただき、まず午後一時より同窓生3名による退官記念講演会を実施したのち、駒井先生に最終講義をしていただきました。引き続いて、退官記念式・記念晩餐会、更に二次会と続き、穏やかな雰囲気にて盛大な記念行事となりました。



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